【3冊目 海底二万里】
お久しぶりです!
今回紹介するのは、著者:ジュール・ヴェルヌ、訳者:村松 潔で「海底二万里」という作品です。
ヴェルヌはフランスの小説家で、SFの父とも呼ばれているそうです。
謎の巨大生物?を追っているうちに、ひょんなことから最新鋭の潜水艦に捕らえられた教授とその助手、そして銛打ちの男。潜水艦の秘密を見られてしまい、艦内では自由で食事もついてくるが、大陸には戻れない。
しかし潜水艦での生活に驚きと興奮の毎日で、特に教授にとっては楽園のような場所であった。世界中の海底を散策し、新たな発見や体験をし徐々にこの生活を続けても…と思うが、そういうわけにもいかない。
海底を旅しながら、果たして無事にこの3人は大陸に帰還することができるのか、
といった内容です。
後輩にヴェルヌについて卒論を書く子がいて、その子の薦めで読んでみました。
上下巻合わせておよそ1000ページにも及び非常に読みごたえがありました。
SF小説ってあまり読まないですが、読んでみるとすごいわくわくしますね。これを機にはまりそうな気がしますw。
まるで自分が旅しているかのような気分になれて、変わり映えのない毎日にちょっとした冒険ロマンを感じさせてくれました。
登場人物の設定もよくできていました。主に教授目線で進みますが、その他の3人(船長含め)との関係がうまくバランスをとっていた感じです。
ただネモ船長だけは最後までどんな人なのか分からないままでした。時折見せる、人間社会への不信感があり、しかし秘密を知られた3人を殺さずにおいた、理解のある人でもありそう。
船長だけがどんな人か分からなかったですが、きっと人間社会に疲れたのでしょうw。
私も東京で疲れたら、ふらっとどこかに旅しそうですねwww.
ヴェルヌの作品では、あと「十五少年漂流記」を読んだことがあり、個人的にはそっちが好きでした。
「海底二万里」では海の生物の名前でがたくさん出てきて、正直読むのが大変でしたw
SFのような冒険物はやはり誰かとの協力が必要ですから、それがよく表れていたのが「十五少年漂流記」でした。
未知の冒険への創造性に関しては「海底二万里」に軍配が上がりそうです。
ところでこの作品、最初題名が違っていると思ったのですよ。「海底二万マイル」だと思ってたのですが、それは映画や青少年向けへのダイジェスト版によく使われているからだそうです。
原題だと「海底二万リユー」だけど、日本人には全然なじみのない単位で、マイルとリユーもかけ離れた単位で…なんだかこんがらがってきましたねw。
ともかく全訳版の多くの邦題に使われている「二万里」を採用したそうです!
訳者のあとがきにも記載されてます!
また「十五少年漂流記」も紹介したいと思いますので。
それではまた明日(^o^)ノ < おやすみー
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